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挨拶など。
プロローグ
プロローグ
君の持っている世界は、僕らが生きるこの世界とは少し違うのかもしれない。
言葉では伝わらず、意地悪で狭量な奴らに笑いものにされたり
薄っぺらな評価しかもたないそのとりまきに酷評されることもあるだろう。
だから、そのことで君はたくさん傷つくことになると思う。
だけど待ちつづけて。
いつの日か、君の世界にみんなが安らぎや喜びを求める時がくるから。
世界はずいぶん前からこんなにも救いようがなく腐っているけれど、
1つの世界しか信じない輩だけなわけじゃない。
誰かがちゃんとみてるから、なんて気休めをいうつもりはないけれど、
君が君である限り、それはそれだけで意味をもつことを
決してわすれないでいて。
挨拶
挨拶
3年前、神戸に旅行した時のことだ。
夏の終わりの炎天下、ショルダーバッグに大荷物を詰め込み、僕は延々と続くアスファルトに機械的に足を運ばせていた。
旅行情緒も忘れ、
無我の境地だとばかりに全身汗まみれになりながら闊歩、かろうじて感じるのは耳に張り付くヒグラシの鳴き声。
行く道はさして東京とかわるとは思えない。
だが、背後から聞こえてきたジモティーらしき年増の男女の会話に目から鱗。
女「男って40からやん。」
男「そうか?」
女「女も30からやろ?」
仕事もみつからず、先の見えない日常を過ごしていた僕の魂が、息を吹き返した瞬間だった。
「30までにやりたいことをみつけろ。」
それもかなわず、ありがちな言葉に絶望させられた人生前半。
事実、今の時代、35をすぎるとめっきり働き口がなくなるといわれる。
人づてに聞いた話だが、門前払いする派遣会社もあるという。
先の会話は、そんな僕の人生観を覆し、希望に替えてくれた。
今は結婚しているかもしれない例の男女の幸せを、僕は願わずにはいられない。
人生に絶望しそうになった人がこのサイトを訪れ、希望を持ちなおしてのくれるのなら、そんな幸福至極のことはない。
